2012年4月26日木曜日

PNGの文化的特徴①(3月24日)


派遣前に広島の事について再度勉強。。。

 PNGの文化的特徴について、いくつかご紹介。

・民族多様性

 PNGにはおよそ800の民族が存在していると言われております。それぞれが、全く異なる風習や衣装、言語を独自に形成したりしてます。(パプアニューギニアで画像検索すると、色んな部族が登場するのは、そのためです)他国と比べると、外国文化が入ってきたのも100年前くらいではないでしょうか。一昔前まで、自分たちの風習を守りながら生活していたと考えると不思議です。ちなみに奥地には、まだ発見されていない民族もいるようです。民族学者や文化人類学者には研究材料の宝庫ですね!!

・「Wantok」システム

 民族が非常に多いからでしょうか、民族間の結束もとても強いのが、この国の特徴です。例えば、同じ民族の人が食べ物に困っていたら、文句なしに、自分の家の食べ物を分けてあげます。その日の宿に困っていたら、平気で家に泊めてあげます。一見、相互扶助の精神があっていい文化だなと思いますが、その風習が原因でLazyな人もたくさん出てしまっているようです。

反対に、民族の結束が強い事による弊害も多々あります。まず、民族間のトラブルが頻繁に起こります。トラブルの発端は些細な事であっても、いつの間にか民族を挙げての戦いに発展し、けが人や死者を出すことも多々あります。その度に街の機能が停止したり、犯罪が急増したりと、大変な事態になります。また、民族の土地所有意識が強いため、インフラ機能が全く発展しません。土地所有権が、個人ではなく民族にあるため、道路を造る時の交渉が半端なく大変みたいです。そのためPNGでは基本的に、都市間の移動はすべて飛行機です。

0 件のコメント:

コメントを投稿